現在、新型コロナウィルス感染症が世界中で猛威を振るい、国内においても都心部を中心に感染者が増え続けています。桜美林大学においても日本政府の発出した緊急事態宣言に従う形で、学生や教職員の感染防止を最優先に考え、学内への入構禁止、春学期の延期、オンライン授業の展開など、様々な対応をしてまいりました。また、オンライン授業の展開にあたっては、全学生への情報機器端末の無償貸与を行うなど、大学として提供すべき学修環境を維持するための対策を講じております。
一方で、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で家計支持者の収入が減少したり、学生がアルバイト機会を喪失する等、経済環境の急変により修学の継続が難しくなるケースが生まれていることもまた事実です。
桜美林大学としては、学修環境の安定的な構築のための「学修環境整備充実奨学金」の一律給付を行うことを決定いたしました。しかし、新型コロナウィルス感染症がいつ収束するか分からない状況の中、緊急事態宣言の延長も現実味を増しており、学生に対する経済的支援は更なる拡大と継続が必要です。
つきましては、皆様にもこういった事情をご理解頂き、「新型コロナウィルス感染症拡大に伴う緊急支援」へのご支援とご協力をお願い申し上げる次第です。
経済事情の厳しい折、誠に恐縮ではございますが、どうか卒業生、教職員、そしてご支援頂ける個人、法人、団体の皆さまの力を合わせて、困難を前にした学生を共に支えて頂ければ幸いです。
桜美林大学 校友会
会長 小礒 明